スケベンターティナーとうこの淫乱帳

某風俗エステ嬢のえろえろ(//˙³˙//){ぽっ

【寝取られ】お題de小説 4発目【モデルはあなたのおうち】

お題:お酒を飲んでエッチな雰囲気になって○○したことは?に回答♪
 
 
 
 
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主人は知らない。
 
 
上条さんは、お酒で失敗したこととかあるんですか?」
 
主人は寝てしまった。
帰ってきたときには、すでに多量の酒を飲んだ顔をしていた。連れて帰ってくれた後輩の藤田さんと、少し自宅産はしご酒をしたかと思ったら、こてんと子供のように寝てしまった。毎日仕事を遅くまで頑張ってくれている。私のことをまだ女としてみてくれている。素晴らしい夫だと思う。
 
 
不貞を働いたことなど一度もない。
そんなこと、考えたこともない。
もちろん出会いなどもなかった。刺激、っていうのかな。私にはそういうの向いていない。
 
 
そう思っていたのに。
たまたまこの頃、生理前で。端的に言えば濡れやすかった。
いまだに週に何度か主人とは事がある、というと友人たちは驚いた。でもこの2週間ほどは主人の帰りが遅く、たまたまそういうことが途切れていた。
 
 
「一度もないですね。飲みに行くのも、女友達とばっかりで…」
 
両手でグラスをもつ。こんな仕草を、まだ自分が隠し持っていたことに気づく。どきりと心臓が鳴ったような気がした。ちがうこれはきっと、酔いはじめているから。
 
 
「僕はもう、しょっちゅうですよ。ついのみすぎちゃって。今みたいにたのしいと、なおなこと」
 
目の前の彼は、主人とはだいぶ異なる生き物のようにみえた。大学まで野球に精を出し、まだ社会人になってそう長くない。スーツの上からでも、胸板の厚さがわかる。首筋というのは、そんなにはっきりと浮かぶものなのか。
主人の笑顔はいつも、どこか照れ臭そうで、自分だけの宝箱にしまうようにこっそりと笑う。
この彼は対照的に、表情のすみっこにまでしきつめるように笑った。
 
 
明日、主人は休日だ。彼もそうなのだろう。「泊まっていけば?」と私は言った。自然に聞こえるようにと笑った私のそれは、どんなふうに映っただろうか。
 
 
時計が深夜を周り出しても、話し止まらずお酒を汲みあった。
主人は自室で寝ている。起きてはこない。
「うらやましいです、上条さん。こんな綺麗な奥さんがいて」
刺激を、欲さないツケが、回ってくるなどと、だれも教えてくれなかった。
そんなことないよ、と言いながらも自分の顔がだらしなく赤らむのを、この男はどんな気持ちで見ているのか。
目を覗いてしまう。
彼の黒い目が、しっかりと見返してくる。グラスにすがった私の手を、彼の肉欲がはぎとる。あと5秒。
 
 
 
 
 
 
 
私には
主人に言えない秘密がある。
 
 
 
 
 
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NTR。寝取り。
ある方の好みを想って書きました